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高齢者福祉施設のロゴタイプ

3年ほど前から、社会福祉法人成城会様の
CI、広報、広告、看板等のデザインを担当させていただいております。
成城会様は、広島県内2カ所(安芸郡熊野町・広島市安佐南区)におきまして、
高齢者介護・福祉サービス事業を幅広く展開されていらっしゃいます。
今回は、汲地が制作しました成城会様の高齢者福祉施設のロゴタイプを
ご紹介いたします。

小規模多機能ホーム「舞良戸」(まいらど)

高齢者介護サービス事業所「菜の華」(なのはな)

高齢者グループホーム「瓢箪家」(ひょうたんや)



いずれのロゴも、現地を訪問するのはもちろんのこと、
時にはまだ建設工事中の現場にも足を運び、
建物・内装の雰囲気を目で見て、園長、職員様の思いをお聞きしながら
筆文字に書きおこしていきました。

3番目のロゴは、今年4月にオープンした高齢者グループホーム「瓢箪家」のもの
です。
この「瓢箪家」という高齢者福祉施設には耳新しい名前は、
古来より除災招福のお守りに用いられるなど縁起のよい
「ひょうたん」にあやかって名付けられたものです。

そこであらためて「瓢箪家」のロゴをご覧下さい。
全体に丸みをもたせた文字の中に「ひょうたん」の形が見つかりませんか?
全部で6つあります。
6つ揃った「六瓢箪」は、無病(六瓢)息災のお守りになるとされているのです。

ロゴを制作する際は、
先ほどお伝えしたお客様の思いや施設(店舗)のコンセプトの他にも、
その言葉の持つ意味や言葉の周りにある背景も大切にしています。

成城会園長によりますと、
「瓢箪家」という名前・間接照明を取り入れた内装・筆文字のロゴが相まって
「居酒屋のようですね」と言われることがしばしばあるそうです。
成城会様の地域に根ざした活動の中で、
地域にお住まいの方が居酒屋のように気軽に立ち寄れ、
親しみをもっていただけることのお手伝いがこのロゴでできるのなら幸いです。

心のこもったオリジナル命名フレーム

いつのまにか日中は汗ばむような季節となり
早くも半袖姿の人をちらほら見かけるようになりました。
気が付けば、5月半ば…今年もあと半年です。


東日本大震災からは、2ヶ月が過ぎました。
日本復興に向けて私たちにできることは、
経済の流れを止めないように
通常の仕事、そして日々の生活に戻り、
被災地の復興に対して経済的な支援と
日本のパワーを向上させていくことだと思っています。

これからの日本のために、
精一杯頑張っていきましょう!



さて、今日はお客様からよくご注文を頂いております
「命名フレーム」という商品をご紹介させて頂きたいと思います。



命名フレームとは、赤ちゃん誕生のお祝いとして、
汲地がその都度筆でお名前を書き、
飾れるようにデザインし、フレームに入れて仕上げたものです。

ご注文いただいた赤ちゃんのお名前に合わせて、
やわらかく可憐に書いたり、
たくましく勢いをつけて書いたり
世界に1つだけのオリジナル命名フレームを作成しております。

最近では、お名前だけでなく、長寿やお誕生日、開店のお祝いに
好きな言葉を入れてプレゼントされる方も増えております。


活字では感じられない温かさや愛情が伝わる…
筆文字にはそんな力があるように感じます。

サンフランシスコ 桜祭りにて

4月9日10日、16日17日にサンフランシスコで
恒例の桜祭りが行われました。

今回は特別ブースとして東日本大震災のチャリティーのコーナーを設けて、
多くのアーティストが集まり、Kumijiもその一人として
参加させていただきました。
まだ引き続き販売している商品もありますので、
是非コチラ をご覧下さい。


こちらで準備したものは、漢字一文字が入った
プチフレームと無地のうちわです。
無地のうちわには、ご来場者のご希望の文字を
その場で書き上げるというパフォーマンスを行い、
準備した200枚のうちわはあっという間に無くなるほど
好評でした。


今回このブース全体での収益は約9000ドル。
これはすべて義援金として寄付をします。

文字を書くことでチャリティーにつながるのなら・・・と
今後も日々の仕事と平行して取り組んでいくつもりです。


Rise Up Japan


この文字はお付き合いのあるロサンゼルスの会社の方から
お声をかけて頂いた、
義援金募集の活動のキャッチコピーとして
デザインした文字4案の1つです。

この文字は被災された方々への祈りを込めて、
力強く、這い上がっていく様、
動き出していく様を祈り表現しています。




このロサンゼルスの会社の何名かはこの震災の時、
たまたま日本への出張と重なり、
関東に滞在中だったと聞いています。

やっとロサンゼルスに戻った否や、
この“Rise Up Japan”を掲げて、
義援金を集めるイベントを開催し、
海外からも多くの善意が集まっていると聞いています。


汲地はいつも文字を書くとき、依頼者の想いや背景を汲んで、
イメージして文字を書きます。
しかし今回は例に無く、自分の想いで表現した文字でしたので、
最初のブログに取り上げて見ました。


2011年4月13日(水)
Rise Up Japan』|タイポグラフィー