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筆文字のオーダー


先日、アメリカのある方からオーダーいただいた
筆文字があります。
それが上下記載のの2種類です。


この文字がどのように使われたのかは
定かではありませんが、最近時々海外からの
筆文字依頼をいただきます。

広島だけでなく、いろんな都市、地域、海外でも
活用していただけるのは、スタッフ一同とても誇らしく思います。
実際使用されている場所めぐりをいつかしたいと思います。

2015年12月28日(月)
筆文字のオーダー』|タイポグラフィー

弟子の手習い4

新入社員3人も筆文字を始めて半年になりました。
私は筆文字を書いている3人の前回の記事を書いた別の1人です。

この度、師匠である汲地に新しい筆をもらいお題を出してもらい、筆になれる練習をしています。

今練習している文字は「お経」です。

上が見本、下が私が書きました。

見本に半紙を重ねなぞって練習をしています。

毎日筆で文字を書いていると、今まで気づかなかった発見もあります。
例えば、お経の文字(昔の文字)は流れが独特なので、強弱や線のつながりで書き順にはセオリーがあり、間違うとバランスが崩れてしまう事、その他毎日発見をしながら楽しく黙々と書いています。筆文字を通じて、日本語の文字バランスを大切にしたいと思います。

2015年9月30日(水)
弟子の手習い4』|タイポグラフィー

弟子の手習い3

新入社員3人も筆文字を始めて早5ヶ月程度経ちます。
私はその3人の中の1人です。
時々私達は師匠である汲地にお題をもらいます。
一番始めのお題は自分の名前をお手本を見ながら書くというものでした。最初は名前をお手本に似せるために一生懸命でしたが、毎日練習していくうちに、「山」という文字は右側を広くするとバランスがよく見える等、この文字はこのバランスで書いたら綺麗に見えるというのがわかってきたり、全体の文字のバランスも気に掛けられるようになりました。

最近では、また新しいお題に挑戦しています。
そのお題というのは、新聞の記事に掲載されていた「優勝戦出選手表彰式」という文章です。このお題はただ書くだけじゃなく、段々と字間を狭くしていきます。

上の画像のように、文字をやや平たくしていき、字間も狭くしていきます。
コンパクトな中でも、文字と文字をくっつけずに見えやすい文章を書くというかなり難関なお題です。

左のお手本と比べてみるとバランスも悪く、全然まとまってないなと思います。まだまだ満足できませんが、5分程の練習でも一文字一文字丁寧に集中して書いていこうと改めて思いました。

2015年8月31日(月)
弟子の手習い3』|タイポグラフィー

マツダズームズームスタジアム

プロ野球も後半戦にはいりました。
特に今年の広島は、「真っ赤」です。カープ女子ブームの影響もあり、アウェイでも、アウェイでないムードのように感じるときいています。球場に足を運ばれる方、また、テレビに釘付けになっている方、さまざまのようです。
そこで、多分一度は目にしていただいているのではないかと思い、それとなく、こっそりとお知らせしたくてこのブログに載せました。
この写真にある「奥出雲産 仁多米」の字は、わたしたちのBOSSが書かせていただきました。
「あの字なんか印象に残るよね」とか、「温かみのある字だから気になっていたんだよ」とか言われたことがあり、
秘かに小さなガッツポーズをしました。
今度、また、目にする機会がございましたらどうぞじっくりみてみてください。

弟子の手習い2

4月より、新しい社員が3人増えました。まだ研修中ですが、皆毎日頑張っています。
そんな研修中の3名も、私たちと一緒に筆文字を書き始めました。
まずは自分自身の名前から、筆に慣れながら少しずつ地道に練習を重ねております。
1日半紙1枚、短い時間だとしても毎日続けることが大切だと思っております。

さて、私はいつも名前や単語を練習していましたが、今回はいつもと違った筆文字の練習をしてみました。

これは師匠の汲地が書いた、とあるお礼状の文章です。
今回私はこの文字の書き方に見よう見まねで挑戦してみました。

まずは見本と重ねてなぞることから始め・・・

一人優越感に浸ったところで、先程のなぞりの余韻が残っているから大丈夫だろうと思い、いよいよ見ながらの挑戦。

・・・まだまだ未熟です・・・。
驚くくらい先程の優越感は消えてなくなりました。
流れるような軽やかな文字はとても難しく、やはりまだ筆の扱いに慣れていないと感じました。
早く筆に慣れるよう、これからも筆文字の練習は欠かさぬように続けていきたいと、改めて強く思いました。

2015年4月30日(木)
弟子の手習い2』|タイポグラフィー